仏花と言えば菊
仏花の花の代表といえば菊ですよね。
菊にも様々な種類がありますが、ここではなぜ菊が仏花にふさわしいのかをお話したいと思います。
古くから日本人に親しまれてきた花
何層にも重なった花びらが豪華で気品のある花、菊。
赤、白、黄色、紫、ピンクなどカラーバリエーションも豊富なのも魅力です。
菊が中国から日本に入ってきたのは奈良時代の末頃。
それからというもの菊は薬草や食用品など色々な使い方ができるため大変貴重なものとして扱われてきました。
平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての天皇であった後鳥羽上皇が、菊の花を好んだことから天皇家の家紋になったのだそうです。
菊は人々にとって天皇家の菊花紋ということで、崇高なイメージになったのですね。
今でも観賞用の花としても馴染みがある花ですよね!
そう言えば和歌にも多く詠まれていますね。
菊の持つ意味
菊は延命長寿、邪気払い、無病息炎の意味を持っています。
花言葉も色によって違いがありますが、、、
- 赤
- 愛情
- 白
- 慕う 誠実 真実
- 紫
- 愛 恋の勝利
- 黄色
- 高潔 わずかな愛
- 桃色
- 甘い夢
供える仏様によって色を選ぶのも良いですし、色々組み合わせてもよいですね。
菊全体の花言葉
- 高潔
- 人柄が立派
- 高貴
- 身分が高い
- 高尚
- 上品である
菊を使うことのメリット
- 長期間枯れにくい!
- 枯れても花びらがあまり散らないため周囲を汚しにくい!
というメリットもあります。
まさに国民に愛されてきた花、愛する人に捧げる花、故人に捧げるにふさわしい花ではないでしょうか?