仏壇に仏花をお供えするときに気をつけたいマナー5つ

注意すべきポイントをピックアップ

宗派や家ごとに様々な風習がある仏花は、いろいろと気を遣わなければならないため、選ぶのがとても難しいですよね。
しかもお盆やお彼岸、お正月など、親戚が集まるときにはなおさら失礼のないように気配りが必要となってきます。
そこで今回は、プリザーブドフラワーの仏花をお供えするときに注意して頂きたいポイントを紹介していきます。

左右一対

対象形(シンメトリー)はバランスが取れて綺麗に見え、また円(輪廻)にも通じることから永遠や不変といったことにもつながり、縁起が良いとされています。
もちろん絶対に左右一対を用意しなければいけないわけではなく、形式にこだわりすぎるよりも、仏様を思う気持ちの方がよっぽど大事です。

トゲのある花は避ける

バラやアザミなどトゲのある花は縁起が良くないとされていますので、できれば避けましょう。
ただし前提として供えるルールに絶対はありませんので、例えが故人が好きな花だから、など理由がある場合はあまり気にせずお花を選んでくださいね。

菊とカーネーションが定番

一年を通して咲く菊とカーネーションは、季節関係なくおすすめです。
お花の種類で迷ったら、これらのお花を選べばまず間違いありません。
永咲花の仏花はほとんどがこの菊とカーネーションを中心にデザインされています。
ちなみにピンポンマムやスプレーマムも菊の仲間です。

四十九日前は白いお花

亡くなられて間もない故人には白いお花を使った仏花をお供えしましょう。
淡い色合いのものが混ざっていてもいいですが、白だけの仏花が最も無難です。
四十九日を過ぎたら色のあるお花を使っても問題ありません。
また春のお彼岸も白もしくは薄い色合いのお花が望ましく、菊やカーネーション、トルコキキョウ、胡蝶蘭、白百合などの清楚なお花が良いとされています。

プリザーブドフラワーでもお手入れは必要

お手入れが簡単なプリザーブドフラワーとはいっても、長く飾っているとどうしてもほこりをかぶってしまいますので、定期的にほこりを取り除いてあげてください。
また高温多湿になる夏場に多いのですが、換気があまりできず熱がこもりやすいような環境の場合は、ごく一部の葉や花ではプリザーブド液が浮き出てきてしまうことも稀にありますので、そんなときはティッシュなどでやさしく拭き取ってあげましょう。

マナー以上に大切なこと

お供えの花は宗教儀式の一環でもありますので様々なルールやしきたりがありますが、そういったマナーを守ること以上に故人を偲ぶ気持ちが何よりも大切です。
心配なことがあれば、まずは家族や身内の方と相談し、トラブルがないように事前に対策をしておくのも重要ですね。
家族が仲良く健康的に暮らす姿を見せてあげることが、故人に対して何よりの供養になるでしょう。


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